エルディション

エルディションとは、博学の意味ですが、雑学程度の情報の紹介

雑誌編集長の一脚Ⅰ

「エル・デコ」2015年4月号の「世界のエル・デコ編集長に”ひと目惚れ”の一脚を聴きました」から、選ばれた椅子を紹介します。

1、「アッチャイオラウンジ」 アメリカ編集長

「アッチャイオラウンジ」は、2014年に「カッペリーニ」社から発売された「マックス・リプセイ」の作品です。

「アッチャイオラウンジ」アームチェアは、クラシックなスチールレーシングバイクにインスパイアされて、特殊なスチールチュープのフレームで、強くて軽さのある椅子になっている。シートと背もたれは、快適で柔軟性のあるミシン目のサンドイッチで構成されている。

※「マックス・リプセイ」は、オランダ、アイントホーフェンに拠点を置くアメリカ人デザイナーです。ニューヨーク大学で学士号を取得した後、2007年に「アイントホーフェンデザインアカデミー」を卒業しました。

2、「チェルシーラウンジチェア」 ポーランド編集長

チェルシーラウンジチェア」は、2014年に「モルテーニ」社から販売された「ロドルフォ・ドルドーニ」の作品である。

ミラノに生まれ、1979年に「ミラノ工科大学」を卒業し、同年には「アルテミデ」のガラスコレクションをはじめ、「カッペリーニ」、「フォンタナ・アルテ」などモダンを代表する名だたるブランドの家具、プロダクトなどのアートディレクションを兼任した。

3、「イースト・リバーチェア」 韓国編集長

イースト・リバーチェア」は、2014年に「ヴィトラ」社から販売された「ヘラ・ヨンゲリウス」の作品である。

イースト・リバーチェア」は、2009年、オランダの外務省から、ニューヨークの国連本部のUNラウンジのために製作されました。色の組み合わせの選択によって異なった外観をしていて、落ち着きと明るさのあるデザインである。レザーカバーは、肘掛けを汚れや擦り傷から保護し、背もたれまで伸びる厚めのあるシートクッションによって腰部をサポートしている。

※「ヘラ・ヨンゲリウス」は、1963年にオランダ、ユリヒトに生まれ、1988年に「デザインアカデミーアイントホーフェン」を卒業し、卒業後「ドローグデザイン」に従事し、1993年に「ヨンゲリウス・スタジオ」を設立した。2008年に「ヨンゲリウス」は、スタジオをベルリンに移した。

4、「LJ1」 オランダ編集長

「LJ1」は、2015年に「デ・フォルム」社から発売された「ラウレンス・ファン・ウィーリンゲン」の作品である。

「LJ1」の座席のPETフェルトは、PETボトルのリサイクル品で作られていて、座席のデザインは伝統的な製造工程をひとつにしたスマート3Dプレス技術で製作された。PETフェルトは、柔らかく強力な素材であり、耐久性や、優れた音響性能を備えている。

※「ラウレンス・ファン・ウィーリンゲン」は、1974年にオランダ、アーネムに生まれ、「ロイヤル・カレッジ・オブ・アート」で芸術学修士号を取得し、2003年には自身のデザインスタジオを立ち上げ、多くの製品とインテリアを開発しました。

今回は、「エル・デコ2015年4月号」、各家具メーカーHP他を参考に紹介しました。

☆参考

○「エル・デコ2015年4月号」