エルディション

エルディションとは、博学の意味ですが、雑学程度の情報の紹介

日本の名作”木の椅子Ⅱ”

今回は、前回に続いて「エル・デコ」№163から「パーフェクトウッドチェア」を参考に紹介します。 今回の初めは、2019年に「カッペリーニ」社から「ブロリアート・トラヴェルン」スタジオがデザインしたアームチェア「ネウッドリラックスライト」である。

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ネウッドリラックスライト

「ネウッドライトリラックスチェア」は、オリジナルの「ネウッド」の背もたれを支えている8本の棒を除去して軽量化し、リデザインした椅子で、無垢の灰の木で作られ、革または布のカバーで覆われたパッド入りシートで構成されている。 今回の椅子のもとになった椅子は、2018年に製作された「ネウッド」でウィンザースタイルの椅子からインスピレーションを得てデザインされた。

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ネウッド

「アルべルト・ブロリアート」と「フェデリコT・トラヴェルソ」の「ネウッド」は、高度な技術的な職人技と卓越した製造技術によって完成した椅子である。過去と現在の出会いは、細部の並外れた研究、特に快適な触覚要素を提供するソリッドカーブウッドの特徴的なバックレスト:木材の本物の安心できる美しさを通して達成されました。 「ブロリアート・トラヴェルソ」スタジオは、「アルべルト・ブロリアート」と「フェデリコT・トラヴェルソ」の二人の事務所で、二人とも「ヴェネツィア大学」で建築学の学位を取得し、ムラーノ島のガラス工芸の探求などの旅で経験を積んだ後、「ブローリアト・トラヴェルソ」デザインスタジオを設立した。 最後は、2019年に「B&Bイタリア」社から発売された「ヴィンセント・ヴァン・ダイセン」がデザインしたアームチェア「パブロ」です。

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パブロ

「パブロ」は、快適性と堅牢性が特徴で、インパクトの高い審美的で、構造的なソリューションの形成で構成されている。軽いシートパッドを備えた二重の厚みのレザーレイヤーを持つことで、快適さを保証している。 彼のデザインした他の椅子として「モルテー二 ダーダ」から発売したアームチェア「エレン」がある。

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エレン



「エレン」は、背もたれとシートの2つのパーツで構成され、座り心地が良く、曲線美を持ったコンパクトなパーソナルソファである。 「ヴィンセント・ヴァン・ドゥイセン」は、1962年、にベルギーのロケレンに生まれ、ゲントの「サンルカス建築大学建築学科」を卒業し、1986年から1989年までミラノとブリュッセルで活動し、1990年にアントワープに自身のスタジオを開設した。 「ビーアンドビー イタリア」は、1966年に「ピエロ・アンブロージョ・ブスネリ」によって創立され、イタリアが近代化・工業化へと歩み始めた1960年代にハイクオリティなデザイン性と創造性、技術革新さらに工業技術をすべて結集させ、商品および流通など全工程を総合的に管理した、独創性あふれる“デザインの工業化”を採用した家具ブランド現在も注目を集めている。 「モルテーニ」は、1934年、ミラノとコモ湖の間にある町ジュッサーノで創業し、先進的な機能を持つシステム収納やオフィス家具で培った技術をベースに、世界の著名な建築家・デザイナーを起用し、モダン家具を多く発表してきた総合インテリア・ブランドである。