エルディション

エルディションとは、博学の意味ですが、雑学程度の情報の紹介

ジョエ・コロンボの家具

ジョエ・コロンボは、アーティストを志して、ミラノ国立プラレ美術学院で絵画と彫刻を学んだ。 そして、1951年に前衛美術集団「ムヴィメント・ヌークアーレ」を結成して、アーティストとし て活躍したが、ミラノ・トリエナーレでプロダクトデザインに魅了さ…

人気デザイナーの好きな椅子Ⅱ

前回に引き続き、有名デザイナーの好きな椅子を紹介します。 1、インガ・センペ ※「インガ・センペ」は、1968年にフランス・パリに生まれ、1993年にパリの「ENSCI・ワークショップ」を卒業し、2000年には「ヴィラ・メディチ」の 奨学金を得てローマの…

人気デザイナーの好きな椅子Ⅰ

今回は、「エル・デコ」2015年4月号の特集「インテリアの達人が選んだ120の椅子」から、人気デザイナーの好きな椅子を紹介します。 1、ミケーレ・デ・ルッキ ※「ミケーレ・デ・ルッキ」は、1951年イタリアのフェッツラーに生まれ、1976年にフィレンツェ大学…

日本の名作”木の椅子Ⅱ”

今回は、前回に続いて「エル・デコ」№163から「パーフェクトウッドチェア」を参考に紹介します。 今回の初めは、2019年に「カッペリーニ」社から「ブロリアート・トラヴェルン」スタジオがデザインしたアームチェア「ネウッドリラックスライト」である。 ネ…

日本の名作”木の椅子Ⅰ”

今回は、2015年4月号の「エル・デコ」に記載されている「日本を代表する木工椅子ブランドの日本の名作7脚」を参考に椅子を紹介いたします。 1、桜製作所 ARM Chair ※「桜製作所」は、1948年創業、木工技術を持つ職人集団からスタートした香川の木工会社で…

雑誌編集者の一脚Ⅱ

「エル・デコ」2015年4月号の「世界のエル・デコ編集長に”ひと目惚れ”の一脚を聴きました」から、選ばれた椅子を紹介します。 2回目の今回は、インドの編集長の”ひと目惚れ”の一脚から始めます。 1、「リーフ・シェーズ」 インド編集長 「リーフ・シェーズ…

雑誌編集長の一脚Ⅰ

「エル・デコ」2015年4月号の「世界のエル・デコ編集長に”ひと目惚れ”の一脚を聴きました」から、選ばれた椅子を紹介します。 1、「アッチャイオラウンジ」 アメリカ編集長 「アッチャイオラウンジ」は、2014年に「カッペリーニ」社から発売された「マック…

「茶室」の話その5

前回紹介した「小堀遠州」の茶室、「八窓席」、「忘筌」に続いて、今回は「松隠(閑雲軒)」、「蜜庵(みったん)」の茶室を紹介します。 3、松花堂庭園内 松隠 ※「松花堂庭園」は、1977年に八幡市の所有になって、草庵「松花堂」をはじめ、茶室や書院、そ…

辺野古基地の地盤が70メートル超も「軟弱」

東京新202年2月8日のTOKYOWebによれば、 沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設を巡り、埋め立て予定海域で防衛省の想定に反し、海面下七十メートルより深い海底の地盤が「軟弱」であることを示すデータが検出されていたことが分かった。「七十メートルまで地…

茶室の話その4

<今回は、「古田織部」の弟子である「小堀遠州」の茶室を2回にわたって紹介します。 ※「小堀遠州」の本名は、「小堀政一」で、「藤原光道」の代に近江国坂田郡小堀村(現・滋賀県長浜市)に居住してその村名を姓として、「小堀光道」と名乗った。6代後の「…

茶室の話その3

今回は、「千利休」の「七哲」のひとり「古田織部」の茶室を紹介します。 ※「古田織部」は、本名は「古田重然」であり、1543年に、美濃国本巣郡の山口城主「古田重安」の弟「古田重定」の子として生まれ、、後に伯父「古田重安」の養子となった。1567年に「…

「茶室」の話その2

1、村田珠光の茶室 「村田珠光」は、一般に「侘び茶」の祖とされていて、「村田珠光」の「茶室」を知るには、「南方録」の「東大寺四聖坊数寄屋図」という古図に、珠光が好んだ「茶室」の写しが記録されている。それによれば、この四畳半には一間の床、檜の…

れいわ新撰組山本太郎の街頭演説仙台

今回は、令和元年の山本太郎が旗揚げした「れいわ新撰組」を紹介します。 山本太郎は、「8つの緊急政策」の提案をしています。 それは、 1、消費税は廃止 2、全国一律!最低賃金の1500円「政府が補償 3、奨学金徳政令 4、公務員を増やします 5、一…

「茶室」の話その1

「茶室」とは、 「茶の湯」及び「茶道」における、茶事の主催者が客を招き、茶を出してもてなすための場である。 厳密な「茶室」とは、「千利休」が確立した空間・建物をさすのであろうが、ここでは、「南浦文集」に「茶室」の語が初出とあることから、「茶…

北欧ブランドの最新チェア

今回は、「エル・デコ」2018年8月号の「プロも注目する北欧ブランドの最新スタイル」から、北欧ブランドからでたインテリア商品を紹介します。 1、フリッツ・ハンセン 「№1」 ネンド 「フリッツ・ハンセン」社が、得意とする成形合板の作品で、「佐藤ナオ…

茶室の窓その5

前回に引き続いて「茶室の窓」の紹介をしますが、前回まで、『7、「透窓」』まで紹介しましたので、『8、「大下地窓」』から以降の紹介をします。 8、「大下地窓」 「大下地窓」は、通常の下地窓よりも大きな下地窓のことで、定まった寸法はないが、通常…

茶室の窓その4

前回に、引き続き「茶室の窓」の紹介をします。 3、「花頭窓」 「花頭窓」は、上部が尖頭アーチ状の窓のことで、「華頭」、「火頭」、「花灯」、「華灯」、「火灯」、「瓦灯」、「架灯」などとも書かれます。 「 花頭窓」は、禅宗寺院の建築とともに中国か…

茶室の窓その3

前回に引き続いて、茶室の窓を紹介しますが、今回は、窓の形状によってよばれている「窓」の数々を紹介します。 1、「色紙窓(しきしまど)」 「色紙窓」は、ふたつの窓を中心軸をずらして上下に配置した窓のことです。 「色紙窓」は、窓を配置した姿が色紙…

茶室の窓その2

今回は、茶室の「床の間」の袖壁や「点前座」の壁に開けた窓を紹介します。 1、獅子垣窓 ※「獅子垣窓」は、窓の形式のひとつで、「床」の脇の袖壁の下部を吹き抜いて、竹を破れ格子に組み入れた窓のことである。 「 獅子垣窓」の構造は、床の間の袖壁に壁止…

茶室の窓その1

「茶室の窓」は、現代においては、室内の採光と通風のみならず、壁面の意匠にもなっているが、茶人である「武野紹鷗」の茶室は、北向きで窓がなく、開口部は縁に面した出入口の「明かり障子」のみであった。しかし、「紹鷗」の弟子である「千利休」は、北向…

オリヴァー・グスタフの空間スタイル

今回は、「エル・デコ」2018年8月の「オリヴァー・グスタフが描く、新次元スタイル」から、彼が、コペンハーゲンに新たに拠点として選んだ1920年代竣工の新古典様式の建物を、ショールームとしてリノベーションするにあたり、デンマークの画家、「ヴィルヘル…

安藤緑山の野菜と果物

今回は、「安藤緑山」の野菜と果物の牙彫作品を紹介します。 「安藤緑山」は、1885年、浅草区花川戸で生まれ、数え9歳の時に父が亡くなり、叔母の家に養子に入った。養父は、金工家の「安藤彌次郎」で、高等小学校卒業後に象牙彫刻を習って独立した。師匠は…

ガウディのサグラダ・ファミリア

「サグラダ・ファミリア」は、カタロニア・モダニズム建築の代表作品で、建築家「アントニ・ガウディ」の未完成の作品である。バルセロナ市のシンボルであるこの建物は、綿密に構成された象徴詩的なシンボロジーと共に、パラボリックな構造のアーチや、鐘楼…

有名建築家による霊園建築

今回は、「エル・デコ」2017年12月号に記載されていた「デイビッド・チッパーフィールド」が設計した「猪名川霊園礼拝堂休憩棟」を紹介いたします。 1、「猪名川霊園礼拝堂休憩棟」 2017年に、兵庫県川辺郡猪名川町に「デイビッド・チッパーフィールド」が…

建築が気になる世界のデザイン美術館Ⅱ

「エル・デコラ」2018年6月号に「建築もお目当てに!世界のデザイン美術館」の特集記事から、建築を中心に紹介いたします。 前回に引き続き4件の美術館を紹介します。 6、「ガーディアン・アートセンター」 オーレ・シェーレン 2018年予定 設計者の「オー…

建築が気になる世界のデザイン美術館Ⅰ

「エル・デコラ」2018年6月号に「建築もお目当てに!世界のデザイン美術館」の特集記事から、建築を中心に世界のデザイン美術館を紹介いたします。 最初は、アフリカ、ケープタウンに完成した「ツァイツ・アフリカ現代美術館」から紹介します。 1、「ツァイ…

有名建築家による青森の建築

今回は、有名建築家によって設計された青森に建っている建築を紹介します。その中でも、「メタボリズム」の仲間である「菊竹清訓」と「黒川紀章」の作品です。 ※「メタボリズム」は、1959年に、建築と都市の新陳代謝、循環更新システムによる建築の創造を図…

石上純也の「レストラン&住居」

「石上純也」は、1974年神奈川県に生まれ、2000年に東京藝術大学大学院修士課程を修了し、「妹島和代建築設計事務所」に勤務し、2004年に「石山建築設計事務所」を設立して、現在に至っている。 雑誌「エル・デコ」の2018年6月号に、「石上純也の「自由な建…

前川國男の青森の建築

「前川國男」は、1905年に新潟に生まれ、東京で育った。 1928年に、東京帝国大学工学部建築学科を卒業して、渡仏して「ル・コルビュジエ」の事務所に入所する。 1930年に、フランスより帰国して、「東京レーモンド事務所」に入所する。 1932年には、彼のデビ…

石山智美の1970年代の建築

今回は、「ログミー」のHPに書かれていた、2017年7月21日、銀座蔦屋書店で開催されたイベント「坂茂と語る建築家の社会的役割」から、映画「誰も知らない建築のはなし」の映画監督の「石山友美」氏のトークから、特に「1970年代の建築」を紹介します。 「…